松本清張の半生の記にこんな一文があります。
遠い山もあり、近い山もある。その山のかたちから町の表情がうかんでくる。
見覚えの山が汽車の窓からゆっくりと近づくと、その町の生活が心にひろがってくるのだった。
山の形を心が記憶しています。
ふだん意識して見てはいないと思います。しかし、視野の隅に、心の隅にあり続けて
思い出を誘う鍵になっています。
学生の頃、東京からの帰郷には新幹線を使い、
6時間かかっていた時代に、防府から記憶にある山の形を見ると
下関はもうすぐだと感じていました。
東京では、ビルの稜線ということでしょうか。
常に変わって、変化する稜線と
ずっと変わらず、色だけ変化する稜線。
後者のほうが好きですね。
本日は雪が降っていました。
写真は全てNikon D300+Ai NIKKOR 85mm F1.4S
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